薫ちゃんとみずなちゃん
もうすぐ梅雨も明けて夏がやってきます。
遡ることおよそ1年、8月の頭にバトンリレーのキャスト情報が公開されました。
SMA案件のプロジェクトであることは、僕含めおなじみのお客さんの間で話題になり、当然、そこには白河みずなの名前もあるだろうとあらかじめ予想はできていました。
もちろん、すでに活躍していて名前を知っている子もいましたが、なかにはオーディションぶりに久しぶりに名前を見た子や、マルゼノンの客席で見かけた子もいて、すごくうれしい気持ちになったのを覚えています。
声優として実際に仕事をして経験することで、この仕事に対してモチベーションを持ってほしかったし、プロとしても何か意識付けするきっかけになればなと思っていました。
みずなちゃんが自信を少しずつ付けていった話と成長していた話について、簡単に振り返って書き留めておこうと思います。
小見川薫(CV 白河みずな)を目にしたとき
どんな案件であっても、どんな役であっても、応援している子の仕事が決まった瞬間はうれしいものです。
例に漏れず、私もうれしかったようです。
【にゅーす!】
— 白河 みずな (@mizuna_Skawa) August 1, 2019
新世代声優ヒロインプロジェクト『BATON=RELAY』(バトン=リレー)の、小見川薫役をつとめさせていただくことになりました。
これから薫ちゃんと一緒に成長して行けるように頑張るので、見守っていてくださると嬉しいです✨#バトンリレー pic.twitter.com/CF1hyxcmYy
みずなちゃんが演じているのは小見川薫。
温厚な性格で常におっとりしているけれど、声優の仕事である声の演技については強いこだわりを持っている女の子で、みずなちゃんの性格や雰囲気からするとぴったりのイメージです。
ただ、後からわかってきたことですが、この薫ちゃんは見た目ほどみずなちゃんとは似ておらず、独特な空気を醸しつつも仲間とは適切にコミュニケーションをとり居場所を自分で作っている、周りをよく見ているキャラクターだとわかります。
そして演技への自信は強く、決して下を向くことはありません。
下を向いてしまうことが多かったみずなちゃんも、薫と同じように何か自信をつけてほしいという思いが常にありました。
初お披露目は親の気持ち。ワークショップは兄のそれ
私の心境です。
初お披露目のイベントで、ガチガチに堅くなった表情と緊張で小さくなった唇。
衣装を纏う姿も、いつもはやり易そうにしている歌も、ぎこちなく踊る姿もすべて、無事に終わってほしいと心の中で祈りながら見てしまいました。
私自身が大袈裟なほど緊張してしまい、正直多くのことを覚えていないイベントです。
いつもは緊張が一気に解ける歌の場面でも、この日のみずなちゃんは緊張が解けないので、見ていて本当に胃が痛くて、、、
ただ帰り道は緊張から解放されたのか、後味がよかったことを覚えています。
その点ワークショップでは、胃を痛めることなく楽しめた記憶があります。
初お披露目より楽しそうに歌えていたし、ダンスも(間違えていた気もするけど)自然にできていたし、可愛さは好きを過ぎているし、本当に惚れてしまいそうでした。
トークパートで積極的に会話に入っていこうとする場面が何度かあり、みずなちゃんを見て微笑む私と、イベント中にもかかわらず一部の(意地の悪い)お客さんが、私のほうを見て微笑みかけてくる光景は今となっては素敵な思い出です。
苦手(というか未経験)だったダンスを頑張って練習したみずなちゃんが泣きそうになっている場面は、本当に妹を見守っているような感覚になりました。
「生放送が本当に嫌だった」
みずなちゃんが出演した生放送は
・ワークショップ前のSPICE生放送
・2日間連続全員・グループで出演した生放送
・グループでの生放送
・ライブ直前の生放送
回数で言えば5回になります。
歌や雰囲気ではごまかせない、しゃべってなんぼの場で存在感を示すには、シンプルに話すしかありません。みずなちゃんが苦手としている分野です。
ただ、生放送では共演者にトークを助けてもらったり、優しく適度に話を振ってもらえたり、私のコメントで安心したり でみんなにたくさん助けられていました。
本人も最後の生放送の挨拶で
「配信とか結構苦手というか、あまり得意ではないんですけど、いっぱいみんながフォローしてくれたり、(ファンの人から)コメントをいただけて楽しいと思えた。
最初はすごい嫌だったけれど、最近になって楽しいと思えるようになった。こんな機会をいただけてうれしいです」(※一部要約)
と語っていました。
ワークショップもですが、自らトークに入っていく場面が何度か見られました。
苦手としている人見知りを意識してかな?
応援している人間としてはとてもうれしかったです。
特に会話に切り込んでいくタイミングと、会話をするときの構成力がまだまだ不安だから、難しいかもしれないけど引き続き頑張ってほしいな。
まだまだこれから
高校を卒業して、進学もしないという話だったから心配していました。
私には、みずなちゃんが声優として技術を磨いていく過程は見ることはできず、彼女の影の努力を信じて想像したり、結果として表に出てくる声や形でしか知ることができません。
難しい事務所なので、なかなかお話をすることもできないし、コミュニケーションも難しいけれど、みずなちゃんがこの1年で頑張ってくれたことは(わかりにくい私信以外は)しっかり形として受け取ることができました。
薫ちゃんと出会って、お仕事ができたこと
少しはお話に入っていけるようになったこと
大きな成長だと思います。
モチベーションを保つのも苦労する時期ですが、持ち前の素直さを活かしてこれからもどんどん自信をつけてほしいな。
そして、つぎに声優として誰かに出会ったときは
もっとパワーアップしたみずなちゃんで役作りをしてあげてくださいね。
大好きだよ。
嵐が無料で優良コンテンツを公開しているから紹介したい
嵐がサブスクリプションで配信解禁していることを知っている人は少なくないはずですが、同時にYouTubeのチャンネルでもミュージックビデオや一部のライブ映像を無料で公開していることを知っている人はきっとわずかだと思います。
ライブ映像ももちろんおススメではありますが、今回紹介したいのは(ほぼ)定期的に更新している嵐のリモート紙芝居です。
嵐のリモート紙芝居とは
2020.8.7 追記 2020.8.1時点で公開が終了してしまいました。
Stay Home の一環として、嵐のメンバーがリモート通話で紙芝居をしていきます。
はじめに作品の紹介をしてあみだくじで配役を決めます。
紙芝居はほとんど "語り" の文量が多いため、ナレーションに決まったメンバーの技量次第で毎回色が変わってくるのが見どころです。
物語を読み、最後に次の作品を公開して終わりという流れです。
素朴なのにしっかりできている
学校に行けずに退屈している子供に見せて、お父さんお母さんの負担を減らしたいという意図もあり、子供でもしっかり見られるようにバラエティに走りすぎず、大人が見ても面白いと思える笑い要素もあり、良いバランスと良いテンポで話が展開されていきます。
カメラ位置も毎回少し変わっていたり照明の不安定さだったり、素朴さを感じることは多いですが、動画のすべてに字幕がついていたりテンポが良かったりでとても見やすい内容です。
相葉くんのナレーションがヤバい
相葉ナレーション回が個人的には、かなり面白かったので何回か見てしまったのですが、とにかくたどたどしい。
読み間違えたり迷子になったりと天手古舞な相葉くんに、二宮くんの鋭いツッコミはまるで YouTuber の掛け合いように錯覚してしまいます。
嵐 紙芝居 「そんごくうだいかつやく」/ARASHI- Picturebook storytime “The Adventures of Son Goku”【期間限定公開】
「そんごくうだいかつやく」は本当に噴き出して笑ってしまった。←おすすめ
ながら作業にも最適
内容としては紙芝居がベースになっていて、当然絵的には動きがほとんどない(顔芸はあるけど)ので、リモートワークの お家で作業している間のBGMとしてもおススメです。
1動画あたり15分から20分ほどでボリュームも丁度良く、比較的真面目に紙芝居を読んでいるのでうるさすぎることはありません。懐かしい気持ちにもなれます。
期間限定公開になっていますが、今はまだ過去の動画もみられるので、暇な人や気になった人はぜひ調べてみてください。