「みずなちゃんこっちみて」って言えなかったからうちわで伝えようとした話
唐突に配信が告知されたバトンリレーダイアリーがぬるっと終わり
次の配信も決まったことで1stライブまでの空白期間が埋められて、一安心も二安心もしていた1月末から遡ること約半年。
僕は仕事に寝坊するほど、「うちわ」作りに熱中していた。
ここで言う「うちわ」とは、ジャニーズのコンサートなどで女の人が抱えているアレだ。
歌番組のエキストラで黄色い声とともに、男性アイドルに向けられているのをよく見かける。
こんな感じ
(嵐のライブで実際に従妹に無理やり持たされて使ったもの)
どうにかして白河みずなちゃんの視線を射止めたかった僕は、うちわでみずなちゃんに愛を伝えることを思いついてしまった。
恥ずかしがり屋なみずなちゃんと(確実に)目が合うのは難しいことで、これまでも僕の熱い視線をよそに、ちらちらとでも見られたのか、通り過ぎてしまったのかどうか、体感わからないほどだった。
目がチカチカするような光量で光る気にもなれなかったし、大きな声で騒ぐように反応を求めるのも、気恥ずかしいというか性分に合わないというか。
みずなちゃんには分かる状況で周りを刺激せず、歌を邪魔しない程度に、クスリとして笑ってくれたら。。。
そんな反応が見たいなと考え、取り出してみずなめがけて構えるだけの「うちわ」を思いついたとき、みずなちゃんがこちらを見て笑っている妄想が止まらなくなってしまった。
先に結論から話すと、みずなちゃんに直接「うちわ」を見せることはまだできていない。
完成から半年、ライブのたびにほぼ毎回持ち込むだけ持ち込んで、カバンから取り出すことができなかった「うちわ」(の作り方)の話をしよう。
初日(作業時間:3時間くらい)
通勤時間や仕事の休憩時間を「うちわ ジャニーズ 作り方」の検索に費やす。
作り方はいたってシンプルで、"そういった「うちわ」"を作る人のために、ロフトやハンズだけで材料一式揃うようになっているらしい。
仕事帰りに最寄りのロフトと100均で以下を購入
・うちわ(黒)
・蛍光シート(黄)
・グリッターシート(水色)
・パネルシート(ピンク)
・ハートパネルシート
・カッター(100円)
・テープのり(100円)
・下敷き(100円)
ちょっと買いすぎた感、特にパネル系は厚みが出てしまうためほとんど使わなかった。
とりあえず形はOK。
次に、「うちわ」に貼り付けたいメッセージをワードに打ち込み、適当なサイズとお気に入りのフォントにして、文字色を薄めて文字枠線を黒で太くはっきりさせる。
何パターンかサイズをいじったものをPDF化して、USBにつめてコンビニでA3印刷した。
「みずな 大好き」
「みずな 大好き」
「みずな 大好き」
うん、大好きって直球すぎでしょ。これはボツだな。
と悲しくなりながらも印刷を終えて帰宅。
とりあえず、この印刷した言霊をカッターで切り取る作業。
これがかなり地味で、曲線なんかすごい時間がかってしまって、印刷のやり直しと切り取りで約3時間ほどかかった。
でも、並べてみると結構イケてるなとモチベは上がるよね。
不器用なりに"型"の作成は完了。
2日目(作業時間:5時間くらい)
仕事帰りに閉店間際の新宿ハンズに駆け込み、蛍光シート(ピンク)を購入。
色んなサイトを参考にして、基本はこの色で行こうかなと方針が定まった。
型を蛍光シート(ピンク)の裏に貼り付け、丁寧に切り取っていく。
曲線はやっぱり難しい。"はじめて"だしね。
すべて貼り終えると、すこしそれっぽくなっていて感動。
「みずなちゃん ピースして♡」
、、、悲痛な叫び過ぎる。
正直、みずなちゃんがピースしてくる姿が想像できないけど、作っているうちに妄想しちゃうんだよね。
これを見たみずなちゃんが、一瞬戸惑いながらも控えめにピースを作りかける。
妄想を、ね。
そうやって脳内を幸せにしながら作業を進めていく。
このままピンクの文字だけでは目立たないのでグリッターシートで縁取りする。
表面に貼ってカッターで思いっきり切り取っていくのだが、蛍光シートが片面シールになっていてしっかり接着してくれて便利だった。
せっかくなのでハートも投入。
若干甘めに切ってはさみで曲線を整えていくことにする。
深夜までかかってしまったので、一先ずここまでにして寝ることにした。
3日目(作業時間:3時間くらい)
上司の電話で目覚めた朝。僕は遅刻していた。
(まあフレックスでどうにでもなるんだけど)
少しだけどはっきりと「うちわ」っぽくなってきて、また、愛着のようなものだろうか。
もっと可愛くしたいなというデコレーション願望が沸いてきたので、またもハンズに向かいそれっぽいものを購入。
・シール類
・クラフトテープ
・マスキングテープ
・グリッターシート(青)
・グリッターシート(反射)
また、ピンクに水色だけだと暗いかなと思い、協調したい文字に蛍光シート(黄)を使い、みずなちゃんっぽいクローバーと水玉シールで立体感を出す。
"ピース"は別のグリッターシートをつかってみた。
既にギラギラ光っていて、ジャニーズ現場では(反射しすぎで)使えないレベルに。。。
みずなちゃん。。。
4日目(作業時間:5時間くらい)
「うちわ」って両面あるんですよね。
僕の気持ちがピースだけだと思わないでほしい。
というわけで、はじめにやった作業を少し効率よく進めていき、、、
ハンズで追加購入
・グリッターシート(白)
・リボン(水)
リボンめっちゃ可愛くないですか。。。これにはみずなちゃんもメロメロだよ。
どんどん進めていきます。
せっかく買ったので、木の枝をいい感じに貼って
しっかりと僕の『愛(LOVE)』をのせる。
LOVEの"O"を切り抜くのがかなり難しくて、僕の愛は丸くないぞってところがよく出ている。
最期に、溢れてしまった愛でうちわの周りをデコって完成。
後日、うちわの保護ビニール的なものを買いしっかりカバーする。
こちらは反射を抑える加工がされている面で、
こちらが反射を抑えない目立つ面。
僕の愛は光ってるよ。
ようやく完成したけど、どんだけ時間かけてんだ、、、
(立体感出しすぎると保護ケースに入れたときに浮くので控えめにしたほうが良かったかも)
振り返ると、新宿のハンズが
「デコレーション素材あり」
「うちわコーナーあり」
「蛍光シート、グリッターシートの量り売りあり」
でひたすらよかった。ここはいいよ。
とりあえず、うちわ作りたくなったら新宿のハンズ(タイムズスクエアのほうね)に行ってうちわコーナーありますかって言えば何でもそろう。
まとめ
・「うちわ」作りには時間がかかる。
・使わないと意味がない。
・考えなしに作るとめちゃめちゃ金がかかる
・・・・・
、、、はい。
以上が頑張って作った「うちわ」の供養です。
もう存在自体はばれてそうなので気にしてないけど、せっかく作ったんだから一度くらいは掲げてみたかったな。
取り出したら、動揺して曲が止まっちゃうかもとか、ピースしてとかLOVEとか怖いかなって思うとカバンの中から取り出すこともできなくて、ブログのネタになってしまった。
みずなちゃんも、今はだんだんステージに慣れてきて、「うちわ」くらいじゃ動じないんじゃないかってくらいには緊張が薄れたように見えるから、いつか取り出せる日が来るかもしれない。
それに、お客さんをよく見て歌うようになってきたし。うれしいよ。
ピース、ありがとう。