第42回東京都高等学校文化祭 演劇部門 中央大会
第73回東京都高等学校演劇コンクール中央発表会
を観劇してきました。
そのときの感想を少しだけ。
◇◇◇
今日の池袋といえばCUE!(くえっ!)だろうと声優オタクの誰もが考えていたであろう日曜
(例によって余談です)
— 【公式】CUE!(キュー) (@CUE_staff) 2019年11月17日
⛲池袋噴水広場見守って下さったマネージャーの皆さま、ありがとうございました。
Forever Friendsの落ちサビ後、皆で手を前に出すところの彼女たちの力強さや頼もしさ。
ドリ☆アピの落ちサビのポーズ、いつの間にか皆☆4のポーズを取るようになってたところ。
(続きます) pic.twitter.com/JyosvuMI9L
私は、女子高校生の青春の舞台、東京芸術劇場にいました。
くえっ!に女子校生はいないみたいなのでね。
まず、この「第42回東京都高等学校文化祭 演劇部門 中央大会」
「第73回東京都高等学校演劇コンクール中央発表会」というのをざっくり説明しておきましょう。
東京都の高校演劇というのは、短編と長編でそれぞれ大会が存在します。
・春(初夏)に行われている短編演劇の大会、通称Fステ。
・秋ごろ行われている長編演劇で、今回私が観に行った東京都高等学校文化祭 演劇部門
このうち、東京都高等学校文化祭 演劇部門が、東京都高等学校演劇コンクールを兼ねたものになっています。
地区大会では、東京都を6つの地域に分け予選を行い、各4校が中央大会に進み
中央大会では、勝ち上がった高校が2日間の日程で、2会場で上位1校ずつが関東大会に進むようです。
Fステについては、1度も観に行ったことがないので詳しくはわかりません。
(関係者しか観れなかったりするかも、、、覚えてない)
調べてはいませんが、関東大会も都合がついて観劇可能であれば観に行ってみようかなと思っています。
◇◇◇
私の高校演劇の鑑賞経験は、ようやく10校分観たかな?といった程度ですが、高校演劇の現場について気になったことを挙げておきます。
・常連校がある
当然のことですが常連校が存在します。
"蓄積された演技のスキル"
"台本や脚本を書くスキル"
これらはもちろん代々受け継がれていくでしょうし、
何より、先輩の演技から学べることが大きいですかね。
脚本自体も蓄積されているので、かなり有利だと思います。
あと、機材が豊富で舞台演出の幅が広いなとも感じました。
・客がご年配か若者
極端な年齢層分布で、20代や30代に人権はないです。
高い確率で女子校生と肩を並べて至福の時間を過ごすことができますが、割とマナーが悪かったりします。
お前ら、ロビーで飲み物のめや。
基本陽キャの顔をしているので、他校他学生、色んな人と交流しているようです。
うらやましいですね。
ただ笑いの起こるポイントが私とずれていて(※この場合、ずれているのは私)
とても若いなと感じさせられます。
しきりに少年少女の笑い声で包まれ
現場の雰囲気はとても良いです。
また、劇場の常連客、高校のOBなんてのもいるようで、ご年配もかなりいらっしゃいます。
・基本的に2学年が主体
ルールはないようですが、どこも大抵2学年時の大会を最後に卒部するようです。
ただ、学校によっては卒部を3学年としたり、自由というところもあるようです。
(※みずなちゃんは今年も部活していたみたいだから自由だったみたいですね。)
・ぶっちゃけ脚本勝負?
これ言っちゃうのはどうなのとは思いますが、面白い話をやる高校はほぼ間違いなく
全体のレベルが高いし、うまい芝居をやる生徒ばかりです。
脚本が舞台用になっていて、各所に笑うところ、役者を魅せるところ、話をしっかり着地させるところ。
バランスよくちゃんとできている脚本かどうかが大きなポイントになっていると強く感じました。
実際、頭のよろしい高校の選出が目立ちます。
◇◇◇
今回観劇した高校は、
・女子聖学院高校 「さよならの口づけをして」
・筑波大学附属駒場高校 「敦盛敦盛」
の3校です。
他の2校はわかりませんが、女子高の演劇観たさにこのブロックを選びました。
観劇方法ですが
毎年、一般者向けにオタクもよく使う某先着チケットサイトで予約を受け付けています。
もちろん、無料です。
最前列にどうしても座りたい場合は、出場校の優先チケットを高校生から譲り受けなければなりません。
もちろん、どうしても最前列に座りたい理由なんてないですが。(するな)
一般予約の制約として、2校、ないしは3校のブロックで予約するので、途中退席は認められていません。
目当ての高校が、2会場どの時間帯にやっているかを注意してみておく必要があります。
また、1校当たり約50分の長丁場です。かなりしんどいです。
◇◇◇
本当に良い芝居を見せてもらって、感動したのでいくつか書き残しておきます。
女子聖学院高校 「さよならの口づけをして」
1校目からお目当ての女子校でした。
これは個人的な趣味嗜好ですが、女子校通いの女子校生とお付き合いしたいです。すき。
話の内容は、高校時代に演劇をしていた仲間たちが大学生になって、自分たちの責任のもとで演劇をしていかなくちゃならなくなった。
楽しかっただけの昔と、現実を見なくてはならなくなった今とのギャップのなかで、演劇を作っていくというもの。
脚本には、随所に"リアルさ"が見られ、高校演劇で大学生の演劇に対する葛藤を描こうとするのは挑戦的で
とても評価できると思いました。
話も丁寧に作られていて、それぞれの個性をちゃんと物語の中で魅せていました。
本当に、本当にお手本のような脚本だったと思います。
芝居もレベルが高く、物語を支える男役の役作りが完ぺきだった。
他の役もそれぞれレベルが高く、脚本に合わせたような丁寧な芝居だったが
やや難易度の高い役を演じる主役さんの感情解放は見ていてすがすがしかったです。
部員が多い。
席入れ替えの時間にセッティングする部員たちを眺めていましたが、ここも有名校なのでしょうか。
演出にスモークを使ったり、舞台音楽が独特だったり、セット(小物)が手作り感あったりと
広い舞台が狭く感じるほど作りこんでいました。
話の内容は独特で、戦中の日本の英語プロパガンダ放送をもとにしたお話。
東京ローズ - Wikipedia
大体どの高校も、あまりやってなさそうな内容なので珍しかったです。
部員の数を活かして、ミュージカル風を取り入れてみたり、どうしても悲しくなってしまう脚本にも笑いがありました。
アナウンサー役の1人に、めっちゃ脚細い子がいてしきりにえっろい脚を組むから幸福度が最も高かったです。声もえろかった。
演出はダイナミックでよく作られていたと思います。
筑波大学附属駒場高校 「敦盛敦盛」
実は前評判で、非常に良かったと聞いていたので楽しみにしていた1校です。
話の内容は、今後日本が直面しうる社会問題を取り上げ、その面白い1シーンを切り取り、演じるというもの。
ただ、これに何の意味があるのかわからないまま時代が行ったり来たりを眺めます。
しかし、途中から「このままでは都大会の演目としてどうなのか」というところでようやくお客さんに
これは、都大会の演目を決める"僕ら自身"の演目だ。と気づかせます。
そして話の落ちが見えないまま、終盤に向かい都大会の演目を決める"僕ら自身"についての
話はまとめられ、終演。
と思いきや、恐るべきテンポで一気に前半投げた社会問題のシーンを踏襲した落ちを用意していた。というものでした。
周りのお客さんも終演後に悲鳴を上げるほど、説明が難しいほど新しい演劇で
なかなか拝めないタイプのきれいな変化球でした。
演技については、ほとんど自分を演じたようなものなので何とも言い難いですが、
こんな脚本が計算できるんだなと感心してしましました。
面白かった。